眠りについて
投稿日:2008年3月3日(月)

“よい眠り”には寝具など睡眠環境も影響します

よい眠りには、寝室の環境や寝具の適否など、睡眠環境の影響を無視することはできません。寝室の環境とは、寝室の温度・湿度、音、光の3つがあげられます 。また、寝具は、直接からだに接するものなので、その弾力性や重さなどが寝心地に大きく影響します。

よく眠るための寝具の条件

 
 寝具には、寝ているときの保温と、よい寝姿勢を保つという2つの大きな役割があります。よい寝姿勢を保つには敷きぶとんの硬さが重要ですし、保温については掛けぶとんの役割が大切となります。いずれも寝心地に大いに影響します。

 べッドや敷きぶとんの硬さ
 人間は、自然な姿勢で立ったとき、背骨はゆるやかなS字形のカーブを描きます。これは生理的わん曲と呼ばれ、あおむけに寝た姿勢になったときも、これに近い背骨の状態になっているのが、寝心地のよい姿勢なのです。
 敷きぶとんが柔らかすぎると、背とか臀部といった重い部分が沈み、腰椎や脚など軽い部分が押し上げられW字形になってしまいます。逆に、硬すぎる場合には、背骨は伸ばされますが、不自然な姿勢になります。いずれも疲れやすく、安眠できません。

・寝がえりと敷き寝具の硬さ

 寝姿勢は、上を向いて寝ているときは筋肉が最もリラックスしているときで、上向きに寝ている時間が多いことは、そのまま寝心地のよさを現わしているとされています。
 私たちは眠りにはいったときは上向きに寝ていても、いつのまにかからだは左か右を向いています(寝がえり)。これは、からだの同じ部位が圧迫されつづけないように、からだが行う生理現象といえます。つまり、寝がえりは、睡眠中に圧迫されている身体下面の血液の循環がとどこおらないように、また熱や水分の発散が妨げられないように、反射的に行われるからだの動きなのです。快適な状態で眠っていれば、寝がえりの回数も少なくてすみます。
 

・寝心地よい敷き寝具では安眠時間が長い

 敷き寝具にとって大切な条件は、柔らかさよりも、寝姿勢を正しく保ちやすいもののほうが重要です。
掛けぶとんの重さと保温
 
 掛けぶとんや毛布の大きな役割のひとつは、保温性です。掛けぶとんも重すぎれば、安眠を妨げることがあります。
 最近では、軽くて保温性や透湿性のよい素材が出回り、また、電気毛布、室内暖房の普及によって、重くて厚い掛けぶとんはしだいに用いられなくなってきました。

・掛けぶとんより敷きぶとんに気を配る

 気候の変化に応じて寝具を調節する場合、まず掛けぶとんを増減しているのがふつうのようです。
 掛けぶとんを加減することはもちろんですが、敷きぶとんのほうにも気を配ることが大切です。
 敷きぶとんを2枚重ねた場合、冬では寝具を通して床へ熱が逃げる量が少ない分だけ保温性が高まるという報告もあります。
 湿度については逆に、2枚敷きにすると寝床内は多湿になるといわれます。
 したがって、敷きぶとんは、夏は薄めに、冬は厚めにするとよいのです。

参照ページ:健康ネット http://www.health-net.or.jp/index.html


投稿日:2008年3月3日(月)

安眠できる枕の高さ

・個人差が大きい

「枕が替わると寝られない」とよくいわれるように、長年の間にその人その人に合った枕ができあがっています。安眠のためには、ほどよい枕の高さが必要だとひとくちにいっても、小さいころからの習慣だとか、そのほか個人差が大きいようです。

あおむけに寝たときの大まかな基準

 一般的には、ひとつの目安として、寝たとき後頭部と敷きぶとんとの間が6~8cm程度の高さになるものがよいといわれています。ただし、同じ枕でも、敷き寝具の硬さ・柔らかさによって高く感じたり、低く感じたりします。枕をして寝たとき、首が前に傾いてあごがくっついてしまうようなのは高すぎですし、逆に、首が後ろに反ってあごがあがるようならば低すぎる、といってよいでしょう。いずれも首や肩、胸の筋肉に負担がかかり、呼吸がしにくく寝にくくなります。

 横向きに寝たときにも適当な奥行き・高さのもの

 枕は、寝返りをして横向きになったときのことも考える必要があります。肩先から側頭部全体を支えるだけの奥行きが必要です。また、横向きになったときは、敷き寝具の硬さによって肩や背中の沈みかたも違ってきますので、あおむけの姿勢にも横向きの姿勢にもよい枕はなかなか得にくいといえます。
 
 自分に合った枕を工夫する

 枕の材質には、籐製、陶器製、木製、プラスチック製など多くのものがあり、その形状もいろいろです。
 枕の詰め物も、もみがら、そばがら、あずき、きび、合繊わた、パンヤ、ウレタン、羽毛など各種あります。また、最近では、いわゆる健康枕として新型の枕が続々登場しています。
 枕の高さには、その人の背骨(脊柱)の状態、胸の厚み、頭の大きさ、ふとんの硬さと肩の沈みなどさまざまな要因が関係してきます。
 こうしたことと、呼吸しやすく、頭をきちんと支えてくれるだけの弾性があって、しかもこもった熱を逃がしてくれる熱伝導のよい素材を選ぶ必要があります。

参照ページ:健康ネット http://www.health-net.or.jp/index.html